便利屋の集客方法15個!広告や営業はどうすべき?

単発の依頼が比較的多い便利屋では、集客に力を入れることで売上が安定するケースがあります。本記事では、便利屋の集客方法やポイントなどについてまとめて紹介します。


小規模の事業を始める方法として、便利屋としての起業があります。しかし、起業したては集客で頭を悩ませるケースも多いようです。

・自分に合った集客方法がわからない
・集客のために用意できる費用に限りがある
・宣伝に使えるアピールポイントが少ない

今回は、上記のような課題を抱える方に向けて、便利屋の集客で使えるアイデアをまとめてご紹介
します。

便利屋業の仕事内容

便利屋は生活における困りごとの手助けを行う仕事です。依頼者の相談内容に応じて、以下をはじめとするさまざまな仕事を行います。

・部屋の掃除、片付け
・家具の組み立て
・買い物の代行
・庭の草むしり
・ペットの散歩
・子供や高齢者のサポート


依頼者の困りごとに応じて多様な業務に対応する必要があります。さまざまな業務についての知識やスキルが求められる反面、依頼者に感謝されたり、数多くの現場を経験できたりする点で、やりがいがある仕事と言えるでしょう。

核家族化や高齢化が進む社会では、他者の手を借りにくいという問題が生まれることもあるでしょう。特に一人暮らしをしている高齢者については、ちょっとしたことを頼める家族がいないといったケースもあります。高齢化率が高まる現代では、便利屋はニーズのある仕事と言えます。

また、便利屋は「何でも屋」「よろず屋」と呼ばれることもあります。

便利屋の集客方法15個

便利屋の集客方法のアイデアを15個まとめて紹介します。

1.ポスティング

便利屋の集客方法として代表的なのがポスティングです。ポスティングは自分がターゲットとする地域や建物などにチラシを配ることで、手軽にサービスの内容も宣伝することができます。チラシの作成や配布を外部に依頼せず自ら行えば、コストを抑えて集客することができるでしょう。

チラシを投函することのメリットとして、保管できることが挙げられます。投函された時点では便利屋が必要なくても、困りごとが生じた際に存在を思い出し、連絡してもらえる可能性もあります。

2.新聞の折り込みチラシ

同じ紙媒体を使った宣伝方法として、新聞の折り込みチラシがあります。新聞を配布する業者に頼むことで多くの住宅に配布でき、効率的な方法と言えるでしょう。

新聞を購読しているのは高齢者の割合が多く、部屋の掃除や家事代行・買い物代行などの業務を請け負う便利屋と相性がいい方法です。自らポスティングするよりは費用がかかりますが、資金繰りに比較的余裕がある場合や、一気に宣伝したい場合などには試してみるといいでしょう。

3.看板

便利屋の存在を認知してもらうためには、看板を出すことも有効です。店舗の敷地内や壁面はもちろん、人通りの多い道などに看板やポスターを出してもいいでしょう。看板広告は多くの人に繰り返し見てもらうことで、サービスの内容を強く刷り込めるメリットがあります。

便利屋は、どのようなサービスを扱っているのか、一見分かりにくいところがあります。看板を出す際には、サービス内容について明確に記載するといいでしょう。

4.店舗

店舗を構えている場合、店舗の存在そのものが宣伝となることもあります。特に、店舗の前の道の人通りが多い場合などには、その効果が高まるでしょう。店舗の家賃を加味しても事業が継続できる見込みがあるのであれば、店舗による集客を狙うのも一つの手です。

便利屋は「何をやっているのかわからない」「なんだか怪しい」といったようなイメージを持たれがちです。店舗を構えるのであれば、外から見えやすい外装にするなどの対策を取ることをおすすめします。

5.フリーペーパー

その地域に特化したタウン誌などのフリーペーパーを通じて集客することも可能です。気になるフリーペーパーがあれば、広告の掲載を募集していないかチェックしてみましょう。 ホームページをはじめ、フリーペーパーの後半のページなどでも、掲載の募集をしていることがあります。

フリーペーパーを使って集客する場合には、フリーペーパーを配布するエリアや、対象としている年齢層などを確認しましょう。便利屋として狙っているターゲット層と合致しているようであれば、広告の掲載を依頼します。

6.友人や依頼者からの紹介・口コミ

便利屋を開業する際には、開業する旨を友人や知人に伝えておくようにしましょう。身近に困っている人がいれば、便利屋を紹介してくれることがあります。

また、サービスを利用してくれた依頼者の口コミによって、新たな依頼をもらえることもあります。「お友達紹介で○○円割引」といったクーポンを利用することもおすすめです。

これらの方法のメリットとして、便利屋が持つ「怪しそう」といったイメージを払拭しやすい点が挙げられます。便利屋をこれまで利用したことがない人でも、安心して利用してもらえるでしょう。

7.ビジネスコミュニティからの紹介

会社の経営者や資産家は何かと忙しく「ちょっとしたことを手伝ってほしい」というニーズを持った人も多くいます。そのような人と関係を持っておくことで、将来の依頼につながる可能性があります。

また、身近に困っている人がいた場合に「便利屋を営んでいる知人がいる」と紹介してもらえるケースもあるでしょう。

商工会議所の交流イベントに参加したり、SNSのビジネスコミュニティに参加したりすることで、そのような人脈を構築しておきます。

8.リピーターの確保

一度サービスを利用してくれた依頼者に満足してもらえれば、何度もリピートしてくれる可能性もあります。集客の手間がかかりにくく、効率的な方法と言えるでしょう。

例として、草むしりなど定期的に発生する作業を、繰り返し依頼してもらえるといったケースがあります。

リピーターを増やすためには、一つ一つの依頼に対して誠実に取り組むことが大切です。仕事の取り組み方によっては「また同じところを利用しよう」と思ってもらえるかもしれません。「2回目の依頼で○%オフ」といったチラシを配布することも大切です。

9.ポータルサイト

不用品回収や部屋の片付け、エアコン清掃などのサービスを提供する事業者が登録できるポータルサイトがあります。便利屋も登録可能なサイトを見つけて登録してみましょう。

このようなポータルサイトは、初期費用の支払いや審査といった工程が必要な場合があります。また、依頼者からもらう報酬の一部を、手数料としてポータルサイトに支払う仕組みになっていることが一般的です。

手数料を支払う分、手元に入る報酬は少なくなります。しかし、ポータルサイトはニーズを持ったたくさんのユーザーが閲覧するため、効率的に集客できるメリットがあります。

10.見積もりサイト

見積もりサイトとは、ユーザーが求めるサービスを検索することで、同じエリアの類似したサービスがいくつか表示されるサイトを指します。サービスを必要としているユーザーにアプローチできるため、手軽に集客できるメリットがあります。

>基本的に相見積もりとなるため、検索にヒットしても依頼してもらえるかどうかはわかりません。

11.ホームページ

自社のホームページを持つことは、オンライン上の集客の基本です。ホームページを持つことにより、GoogleやYahoo!といった検索サイトなどから流入してきたユーザーを獲得することにつながります。

また、チラシや看板などを見て便利屋の存在を知った人がホームページを検索することがあります。ホームページがあれば、サービスの内容や料金形態について詳しく知ることができ、依頼するハードルが下がるでしょう。

「ここに依頼して大丈夫だろうか」といった不安を解消する意味合いもあるため、できるだけホームページを作成しておくことが望ましいと言えます。

12.Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)

Googleビジネスプロフィールとは、Googleマップ上に表示される場所の情報を管理するためのツールです。

登録すると、店舗や会社などの情報を管理画面から手軽に編集できます。 営業時間やサービス内容などを掲載できる他、ユーザーからの口コミに返信することも可能です。

Googleビジネスプロフィールは店舗ビジネスにおいて欠かせないツールです。実店舗を持っているのであれば、ぜひ登録しておきましょう。

13.ブログ

便利屋として行うサービスや、スタッフの人柄などが伝えられる方法として、ブログがあります。

日々の業務の様子などを発信して、ビジネスの様子をユーザーに知ってもらいましょう。例えば、片付けや草むしりであれば、ビフォー・アフターの画像とともに投稿する方法があります。

どのようなスタッフがサービスを提供しているのか、人柄が伝わるエピソードを発信してもいいでしょう。事業を営む様子がユーザーに伝われば、安心して依頼するきっかけになります。

14.SNS

TwitterなどのSNSは、手軽に便利屋の集客ができる方法の一つです。

小規模な事業者は、ホームページやブログよりも優先してSNSを利用していることも多くあります。無料で運用できるため、運用方法によっては高い費用対効果を得られる可能性もあるでしょう。

SNSでは、発信する情報が面白かったり、価値があったりするアカウントが流行る傾向にあります。SNSで集客をしている同業のアカウントを参考にして、どのように運用していけばいいのか学んでみるといいでしょう。

15.Web広告

Web広告を出して認知度を高める方法もあります。中でもリスティング広告は、便利屋をはじめとする多くの事業者に使われている方法です。

リスティング広告は、Googleなどの検索エンジンでユーザーが検索したキーワードに応じて表示される広告です。例えば、横浜の便利屋であれば「便利屋 横浜」 などの検索キーワードで広告が表示されるように設定します。

リスティング広告では、ユーザーが広告のURLをクリックした後に表示される公式ホームページなどが必要です。ホームページやブログなど、オンラインによる集客に力を入れる場合に、広告の配信を検討してみましょう。

便利屋の集客成功ポイント

便利屋の集客は、安心して依頼できることを知ってもらうことが大切です。具体的な方法としては、チラシやホームページ・SNSにおいて、まずは以下のポイントを重視して情報を伝えるといった方法が考えられます。

・料金形態を明記する
・対応できるサービスの内容を記載する
・過去の実績を発信する
・どんなスタッフが対応するのかを知らせる

便利屋はどんなことをやっているのかわかりにくいサービスですが、こうした情報を明記することで、透明性を確保することをおすすめします。

得意な分野があれば優先して宣伝するようにします。「ハウスクリーニングの技術は自信あり」など積極的にアピールすることで、他店舗との差別化を図りましょう。

まとめ

便利屋として集客するための方法やポイントについて解説しました。

便利屋は比較的参入しやすい分、競合が増えやすい傾向にあります。今回紹介した方法を利用し、安定した集客を目指しましょう。

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