・「Googleマップの口コミで身バレすることってあるの?」
・「身元を特定されないようにするにはどうすればいいの?」
Googleマップは誰でもカンタンに口コミができる反面、個人情報が特定されるのではないかという不安も少なからずあるのではないでしょうか。
そこで今回は、Googleマップに投稿した口コミで身バレするのかどうか、またプライバシーを守るための身バレ防止法について解説していきます。インターネットの世界では個人情報を守ることはとても大切なことです。普段から口コミや評価を投稿する方はもちろん、そうでない方も万が一のときにそなえて自分の身は自分で守れるよう本記事を参考にしてください。
Google口コミで身バレする?
Googleマップの口コミや評価で身バレすることは基本的にはありません。
ご自身が過去に投稿した口コミを非表示にする設定にしていなければ、誰でもあなたの過去の口コミや評価を確認できるようになっていますが、それでも個人を特定できるような仕組みにはなっていないため、安心して大丈夫といえます。
ただし、Googleアカウントで設定しているアカウント名が本名であれば、店舗側にバレてしまうことは少なからずあるでしょう。
発信者情報開示請求でバレる?
口コミを投稿したあなたに対して店舗側が発信者情報開示請求をしてきた場合、身バレする可能性が高くなります。しかしこういったケースは、店舗に対する名誉棄損や誹謗中傷をした場合にのみ断行されるものなので、よっぽど悪質な口コミでないかぎり、そこまで神経質になる必要はありません。
発信者情報開示請求とは、プロバイダ責任制限法第4条に基づき、インターネット上において自身の権利を侵害するような発信をした加害者のプロバイダに氏名や住所、その他発信者の特定に関わる情報の開示を求めることができる制度です。
それによって加害者は損害賠償責任を負うほか、書き込み内容によっては名誉棄損罪や業務妨害罪などの刑事告訴および弁護士費用負担などを負う可能性もあります。
身バレ防止対策5個
つづいて、Googleマップの口コミから身バレするのを防ぐ方法を5つご紹介します。
・Googleのアカウント名を変更する
・「プロフィールに投稿を表示」をオフにする
・口コミ内容に気をつける
・投稿写真に気をつける
・自身の生活圏内では投稿しない
ひとつずつ見ていきましょう。
■Googleのアカウント名を変更する
本名を使ったアカウントで口コミ投稿をすると、店舗のスタッフに身バレしてしまう可能性が高くなります。Googleのアカウント名は必ずしも本名である必要はなく、自分の好きな名前に設定できます。そのため本アカウントを仮名にするか、または仮名の別アカウントをもう1つつくり、そちらで口コミ投稿をするとよいでしょう。
またプロフィール画像を本人写真にしないことも重要です。
■「プロフィールに投稿を表示」をオフにする
自分が過去に投稿した口コミは「プロフィールに投稿を表示」をオフにしていなければ、Googleアカウントを持っている人なら誰でも確認できるようになっています。しかしプロフィールに蓄積された過去の投稿を非表示にすれば、他のユーザーから見られることはありません。
身バレをする場合、基本的に過去の口コミをもとに特定されることがほとんどなので、どうしても身バレしたくないという方は、この設定をしておくとよいでしょう。
やり方はパソコンとスマホで違うため、両方で行う手順を解説します。
パソコンで行う場合
1.Googleマップを開く
2.検索窓の左側にあるハンバーガーメニューをクリック
3.「自分の投稿」をクリック
4.「プロフィールを設定」をクリック
5.「プロフィールに投稿を表示」をオフにする
スマホで行う場合
1.スマホでGoogleマップアプリを開く
2.検索窓の右側のプロフィール画像をクリックする
3.「プロフィール」をクリック
4.画面右上の三点リーダーをクリック
5.「プロフィール設定」をクリック
6.「プロフィールに投稿を表示」をオフにする
■口コミ内容に気をつける
良いことも悪いことも、印象に残るエピソードなどを口コミ投稿すると、身バレする可能性が高いでしょう。
例えば、先日行った飲食店で、料理の中に異物が混入しており、それを指摘して謝罪させたあげく無料にさせた、といった体験があったとします。こういった印象に残る出来事は店舗スタッフもすぐに忘れることはないでしょうから、後日そのことについて口コミ投稿した場合、店舗側に特定されてしまうことは明白です。
上記は極端な例ですが、店舗スタッフと深い交流があったとき、特定の期間中に来店した場合などは身バレしやすいので注意したほうがよいでしょう。また口コミ内容に気をつけることは、先述したような係争事件に発展させないためにも重要なことです。
■投稿写真に気をつける
口コミだけでなく、投稿写真に気をつけることも忘れてはいけません。写真から得られる情報量は多く、個人を特定しやすくなります。例えば写真の画角からどこに座っていたお客様なのか、店舗スタッフからすると判別できる可能性は十分にあります。またガラスに反射して自分自身がうっすら映っているケースもよくあることです。
インスタグラムなどSNSでの投稿のときも同じですが、Googleマップの口コミで写真を投稿するときも細心の注意を払いましょう。
■自身の生活圏内では投稿しない
これは最終手段ともいえますが、ご自身の生活圏では投稿しないというのも有効な手でしょう。
自宅や職場周りの店舗に対する投稿が多ければ、それだけでユーザーの身元はかなり絞られます。仮にあなたの口コミ投稿を受けた店舗側が探偵や弁護士などをたてて、個人情報の特定に乗り出してきたときに、生活圏内の投稿が多ければほぼ間違いなく身バレするでしょう。
もちろん、よほど悪質な口コミを投稿するような方でないかぎり、そこまで気にする必要はありませんし、発信者情報開示請求を求められることも滅多にありません。
普段から誠実なレビューを心がけましょう。
まとめ
今回はGoogleマップの口コミで身バレはするのか、また身バレ防止対策法について解説してきました。結論、プロバイダ責任制限法を犯さないかぎり、身バレすることはまずありません。
それでも店舗側から憶測ベースで身バレすることは往々にしてあることなので、誰に見られてもいいように思いやりのある口コミ投稿・評価を行いましょう。